お天気で皆の体調がよければ、出来る限りお散歩に出ます。
赤ちゃんはバギーやリヤカーで、歩けるようになると脚力に応じて、クラスごとに近い所から遠い所まで、原っぱや自然のある公園などを目指して出発します。
道々、車を避けたり危ない所を教わりながら安全に歩いたり遊んだりする事を身につけます。
歩きながら道々の花を見たり、香りをかいだり・・・。 お空の雲を眺めたり、鳥がいたり、虫を見つけたりと、ただ歩くだけでなく沢山の発見があります。
途中でタンポポの花を摘んだり、面白い形をした木切れやネジ、石ころ、プラスチックを拾うと、宝物になったりもします。
目的地に着くと、林の中で穴を掘って虫を探したり、木登りしたり、公園のブランコや滑り台で遊んだり、鬼ごっこしたり・・・。みなで楽しく遊んで、またテクテク歩いて帰ります。
近所の林では木から木にロープを張ったり、丸太や板を渡したり、木のお家を作ったりと思いつくままにいろいろな遊びを作り出して楽しんでいます。
歩くことは体を作る基本です。 2本の足でしっかり歩く、走るということを通して、骨格や筋肉ばかりでなく、肺も心臓もその他の内臓も発達し、それに伴ってバランス感覚や集中力、注意力や忍耐力など様々な能力が身に付き脳も発達してゆきます
1年を通して、お日様の下でたくさん歩き、冷たい風ももろともせずに遊ぶことで、体力も病気に対する抵抗力も付けて、丈夫な体とたくましい心を育んでいきます。 又、歩くのが遅い子を迎えに行ってあげたり、転んで泣いている子を助けたりと、他人を思いやるということも身に 着けていきます。
そして、何よりのお散歩の効用は、どの子も心が晴れ晴れとして仲良く優しい心持ちで過ごせるということです。
大人でもキラキラ光るお日様のもときれいな緑の中にいると心も明るく軽やかになるのですから、子供はなおさらです。