生れてから約1年たつと赤ちゃんは歩き始めますが、歩くという事は近年ますます減る一方です。長距離を歩くと、内臓や血管、脳など、体全体がしっかり発達し、がっしりした体と体力がついて来ます。そして歩きながら多くの事を感じ取り、多くの事を発見して、心も体も丈夫にして行きます。
1時間ほど歩いて芹沢公園へ散歩。たくさんのトンボを追いかける子供達
4、5歳児は急斜面の登り降りもスイスイ。 その後は靴に入った泥ンコを大きな石に座り取ってます。
詳しくは、お散歩のページを見てください。
にんじん村保育園での生活では、子供達は毎日毎日何かを作っています。広告紙が紙飛行機や剣、お買い物バックに変わる楽しみを味わい、お庭やお散歩先では葉っぱやドングリ、枝や草花などが様々な遊び道具になります。
何ができるかな~?小さい子に何か作ってあげています。 古い臼を原っぱに持っていったら、魔法の鍋に変身。
クラス活動では様々な行事のためのものを手作りします。
お相撲大会には年長組さんは化粧まわしを作って土俵入りをします。強いものを描いて勝てますように!
お神輿の製作。 みんなでワッショイ!わっしょい!
その他、園で必要な物の多くを手作りしています。子供たちも手伝ったり、大人のそばでじーっと見ていたりします。自分たちの生活する家具や大きな遊具などを実際に作っている姿を見ながら、色々な物を作れるんだという事を知ります。
園庭に作った2015年度の卒園制作
園のベランダにて これってさ何になるのかなぁ?
すぐにケンカになる子も、肌の色の違う子も、障害のある子も、子供はどんな相手も丸ごと素直に受け入れてくれます。みんな一緒に仲良く暮らしてどの子にも分け隔てなく愛情を注げば、子供達もそうした保育者の姿を当然のものとして身につけて行きます。毎日のようにケンカしていた友達ともいつしかかけがえのない友達になることも多いのです。
そら豆の収穫。 おさないで~!わたしのー!
みんな落ちないでね~!次はお風呂場駅ー。
そして一緒に過ごす時間を重ねるほどに小さな子や赤ちゃんへの、友達への、優しい気持ちも深くなり、相手を思いやったり気持ちを察することも出来る様になっていきます。そうして小さな子も大きい子を慕うようになり、こうした気持ちのやり取りが優しく穏やかな心の持ち主へと成長させてくれます。
原っぱにて みんなで一本橋を作っているところ
園庭にて 小さい子は大きい子の遊びがうらやましくてしょうがない
何が出るかな~? もうすぐ天井に届きそう!
原っぱにて こんなに小さくても大きい子のまねっこ!
給食のページを見てください。
このような生活を通して元気で伸び伸びとした心と体を培ってほしいと思うと同時に、生きていく上でとても大切な人間関係の基礎を身につけてほしいと願っています
保育園の生活の中では、皆で笑い合い楽しく遊ぶことが沢山ある反面、当然のことながらけんかしたり、泣いたり、叱られたりと いったこともあります。 いじめたり、いじめられて悲しい思いをすることもありますが、こうした様々な経験を通してこそ、子供は多くのことを学び取っていきます。